構造計算偽装 大阪の建築士 他に119物件担当 (毎日新聞)

 京都府八幡市に建設予定だったアパート(鉄骨3階建て)の構造計算書に偽装が見つかり、国土交通省は2日、計算した「ミレ建築設計事務所」(大阪市鶴見区)の張武雄1級建築士(65)が手がけた、ほかの7府県119物件について、耐震性などの構造に問題がないか調査を始めた。改正建築基準法で構造計算を再チェックするために導入された「構造計算適合性判定」という手続きの中で発覚した。

 アパートの建築主が昨年8月、指定確認検査機関に建築確認を申請。判定機関が構造計算の適合性に疑問を抱き、追加説明を求めたところ、同年9月に提出された追加資料で偽装が見つかった。

 追加資料は構造計算のプログラムソフトで作成、印刷した資料。1階床下の基礎梁(はり)部分について、詳細な構造計算をし直す必要性を指摘する「ワーニングメッセージ」が2カ所表示されたが、プリントアウトした際にこのメッセージを消してコピーし提出したという。

 ワーニングメッセージが出ても直ちに耐震性がないことにはならず、追加計算をすれば問題がなかった可能性がある。このアパートは別の事務所が新たに建築確認申請し、安全性が確認されて建設されている。

 国交省によると、このほかの119物件の府県別内訳は、大阪104▽京都7▽滋賀3▽兵庫2▽奈良、和歌山、岡山各1。2〜3階建てのアパートが大半という。【石原聖】

 ◇「問題はない」

 ミレ建築設計事務所の張武雄1級建築士は取材に対し「審査を急いでいたため修正したが、安全性に問題はない。他の物件では一切やっていない」と話している。

【関連ニュース】
わいせつ行為:国交省係長を逮捕 兵庫県警
国交省:男性職員を懲戒免職 共済組合の金を生活費に流用
国交省:ブレーキ優先、義務化を検討
スカイマーク:国交省、特別安全監査始める
スカイマーク:機長交代不適切 国交省が会長らに厳重注意

市民に差し止め請求権なし=NHKへの拉致問題放送要請−大阪地裁(時事通信)
原画や愛用の道具展示 藤子ミュージアム(産経新聞)
住金物産製の布団に誤表示=「カシミヤ入り」実はウールだけ−消費者庁(時事通信)
【宝石広場】時計とジュエリーの専門店のユーズカンパニーから商品を紹介 【宝石広場】株式会社ユーズカンパニー
首相「数日のずれ、大きな話でない」 普天間政府案の月内とりまとめ(産経新聞)
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。